1．事前準備

浮気調査を実施する前に、依頼者からの情報を精査し、必要であれば下見調査を行うことも少なくありません。

依頼者からの情報には様々なものがあり、調査対象者の顔写真や勤務先情報などの個人情報が挙げられます。下見調査で現場の確認を行うことで、調査当日の不測の事態でも臨機応変に対応することが可能です。

事前準備では依頼者からの情報を元に状況を整理し、円滑に調査を進められるように調整します。

2．本調査

本調査では、調査手法を駆使して対象者に関する情報を入手します。本調査における調査手法は以下の2つです。

• 尾行
  尾行は対象者と一定の距離感を保って追跡し、普段の行動や接触者の情報を探ることが可能です。尾行は徒歩だけではなく車で行うこともあるため、自動車免許は必須となります。
• 張り込み
  張り込みは、対象者の動向を長時間にわたり見張り続けることです。長時間にも及ぶ可能性がある張り込みは、近隣住民や歩行者に怪しまれることもあるので、変装を駆使して目立たないようにすることもあります。建物内の対象者を見逃さないように死角を利用して、複数人の調査員で出入口を張り込むことがほとんどです。

3．証拠撮影

証拠撮影では不貞行為と見なされる場面を静止画や動画で撮影し、浮気の証拠を入手します。

浮気調査において証拠の入手は最も重要であり、張り込み調査によって入手されることがほとんどです。不貞行為と見なされる証拠は、肉体関係の有無が推察される内容でなければならず、キスやハグなどは浮気になりません。

浮気の証拠は、対象者が異性の密会相手と2人でラブホテルに出入りする瞬間などが該当します。

調査期間

調査報告書には浮気調査を開始・終了した期間が記載されており、調査を実施した日時が記載されています。調査期間が記載されることで、期間中の対象者の行動などが判明するのです。

対象者の行動

対象者の行動は、期間中の生活パターンや接触した人物が記載されます。行動を起こした時刻やお店の滞在時間などの情報も記載されるので、第三者が見ても内容が伝わりやすいです。

対象者の行動の状況だけでなく写真も添付されるので、第三者にも伝わりやすい内容になっています。

対象者の行動は浮気の事実関係を確認できる内容なので、調査報告書で最も重要な内容です。

浮気相手の情報

尾行や張り込みなどの調査過程で、浮気相手の情報が判明することもあります。

対象者の行動次第で浮気相手との待ち合わせ場所や密会現場が変わるので、浮気相手に関する様々な情報を入手することが可能です。

浮気相手に慰謝料請求するのであれば浮気相手の情報は必須なので、調査報告書は法的措置を講じるのに必要だといえます。